Donnerstag, 4. Mai 2017

春のハンガリー旅行⑥ ベーケーシュチャバ

セゲドの6泊を終えて、次なる目的地は博士の生まれ故郷へ。
セゲドがあるチョーングラード県のとなりベーケシュ県へ列車で移動。

のどかな風景がチラホラ
 
ハンガリー大平原の葡萄畑
 
途中、映画で有名なHódmezővásárhely Nepkert 駅を通過
1955年制作のドイツ映画"Ich denke oft an Piroschka "の舞台となったところらしい。
博士がこの映画のDVDを持っており、私も数回鑑賞致しました。
夏の休暇を過ごすためハンガリーを訪れたドイツ青年と
地元の小さな村に暮らす娘ピロシュカとの淡い恋物語。

Liselotte Pulver というスイス出身の女優さんがピロシュカ役を演じておりました。
この女優さん、本当にとっても可愛らしい。
博士も私もファンでございます。

博士曰く、「この映画で演じる彼女は、本当にハンガリー女性そのもの」
日本では未公開の作品のようですが、ドイツでは名の知れた映画でございます。
(若い年代の方には知られておりませんが…)

ベーケーシュチャバではキッチン付きのペンションに宿泊。
こちらも一泊31ユーロでございました。

ホテルへチェックインしてから街を散策。
街の中心部
マンホールマニアのために… 
少し肌寒い感じでしたが、ドイツを思えば暖かい。
アイスクリーム屋さんもオープンしておりました。 
 
 
 
 博士が通った小学校もございます↓
 こちら↓は温泉
ここの温泉は湯質が国内最高と言われ、源泉かけ流しです。
昔はここにサナトリウムも併設されたいたそう。

早朝と夕方17時~21時までは500Ft お安く、1100Ft(400円くらい)で入浴可能。
博士と連日通いつめました。

その温泉へ歩いていく途中にこんなものが… 
なんと、コウノトリでございます。 
コウノトリが巣を組めるように、電信柱のうえに補助台が付けられてます。
以前、ハンガリーの他の村でも同じものを見ましたが、
なんでも保護の意味も含めて、こうして補助台を取り付けているとのこと。
 
 
こちらは何ぞや…と博士に尋ねたら、なんと映画館だそうな。
ところが、今はもう映画館ではなくなっておりました。
もう使っていない様子です。 

ブタペストを中心にハンガリーの西側は経済的に豊かですが、
東側の地方都市は厳しいというのが現状のよう。
建物など素敵なのですが、若者が少ないし、テナント募集があちこちに。
17年前に訪れた時とは、明らかに活気がなくなっております。
 

このホテル、レストランはお高めですが美味しい。
宿泊費も安いので、この次はこちらに泊まりたいかも。

 

昔、ラジオ局があった建物。
 
ハンガリー動乱の時、この建物から放送がながされたという。
この町からも革命に参加し、命を落とした人がおりました。

街の大通りにハンガリー動乱についての展示が…
この二人は革命の中心者として反スターリン主義を訴え、活動したそうですが、
革命後のソ連による裁判の判決で死刑宣告が下されたと。
革命に命をかけた二人はベーケシュチャバ出身。

市庁舎ですが、雰囲気があります。
 老舗の薬局
 

パドゥバ大聖堂(a páduai szent antal székesegyház)
 
 
 
ベーケシュチャバはベーケシュ県の県都として栄え、
昔は薬草、小麦、砂糖の大きな工場があったところ。
ですが、EU加盟後、西側資本に買い取られたり、廃止になったりし、
地元の主要産業がなくなってしまいました。

宿泊したペンションのオーナーさん曰く、
砂糖工場はフランスの会社に買収され、
その後、跡形もなく工場は壊され、建て直されたと。

それから、余談で話されたことで空いた口がふさがらなかったのは、
つい最近、アラブのどこかの王様が自家用ジェットでやってきたらしい。
彼の目的は狩りで鹿40頭を手に入れること。

それも、自分自身は狩りが嫌なので、地元の人に依頼し、
鹿40頭分の角だけ持って帰りたいと所望されたそうな。

こんな話を耳にすると、どのハンガリー人も血圧が上がるはず。

資本主義になって、益々貧富の差が広がるハンガリー。
特に閑散としたベーケーシュチャバを訪れると、それがヒシヒシと伝わってきます。

住宅街のあちこちに『売り家』の看板があり、
本当に将来のハンガリーはどうなってしまうのかと心が痛みます。

限界集落やサイレントプア、下流老人という言葉が広がる
日本の今の現状と重なるところも多いかと存じます。

でも、ハンガリーへ行くたび、どんなに自分が貧しくても、
訪問客には礼を尽くそうとするハンガリー人に出会います。

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